結論から書くと、起きて聴くなら有線の final E500(発売時 税込1,980円)で十分です。寝ながら聴くなら、横を向いても耳から出っ張らない小型のワイヤレス、ag COTSUBU for ASMR MK2(税込7,980円)か final ZE500 for ASMR(9,980円)を選びます。
音楽用の高いイヤホンを買う必要はありません。ささやきや息の音は、細かい音を鋭く出すイヤホンより、声の距離感を自然に出すイヤホンのほうが合います。
聴く作品はFANZA同人の音声作品から探せます。
聴き方で選ぶ:早見表
聴き方 | 選ぶもの | 例(発売時の価格) |
|---|---|---|
机やソファで起きて聴く | 有線のカナル型 | final E500(1,980円) |
ゲームやVR動画にも使う | 有線のバイノーラル向け | final VR3000 for Gaming(実売7,980円前後) |
寝ながら・寝落ちまで聴く | 小型のワイヤレス | COTSUBU for ASMR MK2(7,980円)、ZE500 for ASMR(9,980円) |
寝落ちして朝まで着けたまま | 電池が長い睡眠用 | Anker Soundcore Sleep A20(16,990円) |
周りの音(エアコン・家族)を消したい | ノイズキャンセリング付きの睡眠用 | Anker Soundcore Sleep A30(29,900円) |
森や雨などの環境音を広く聴きたい | ヘッドホン | 開放感のあるモニター用ヘッドホン |
(価格と仕様は、各社の発表と PHILE WEB・AV Watch の記事で確認。2026年10月確認。今の店頭価格は販売ページで確かめてください)

同人音声なら、Bluetoothの遅れは気にしなくていい
VR動画や普通の動画では、Bluetooth イヤホンだと声が口の動きより遅れて聞こえます。ですが、音声だけの作品には合わせる映像がありません。声が少し遅れて始まっても、聴いていて違いは分かりません。
つまり、同人音声やASMRを聴くだけなら、ワイヤレスを選んで困ることはほとんどありません。困るのは次の2つだけです。 - イラストに合わせて台詞が出る「動画付き」の作品:動画と同じで、声が少し遅れます - 細かい息の音:Bluetooth は音を圧縮して送るので、こだわる人は有線のほうが満足しやすい
VR作品でイヤホンを使うときは事情が違います。Quest 3・3SでVR作品をイヤホンで聴く方法にまとめています。
有線のおすすめ:起きて聴くならこれで足りる
final E500(税込1,980円)
もともとは、ゲームやVRの「バイノーラル音源」(人の頭の形のマイクで録った、左右や前後が分かる音)を正しく聴くために、2019年に作られたイヤホンです。バイノーラル録音で出やすい高い音の違和感をおさえる音作りになっています(PHILE WEB、2019年8月の発表記事で確認)。ASMR用のワイヤレス(COTSUBU for ASMR、ZE500 for ASMR)は、この E500 の音をもとに作られています。
- 向いている人:最初の1本を探している人、手持ちのイヤホンで左右や距離が分かりにくいと感じる人
- 注意:プラグは 3.5mm。端子の無いスマホでは変換アダプタが要ります(下の「スマホにつなぐとき」)
final VR3000 for Gaming(実売7,980円前後)
E500 を出発点にした上位機で、ゲーム・VR・ASMR の再生に向けて作られています。マイク付きのリモコンと、耳に掛けるイヤーフックが付いています(PHILE WEB、2020年10月の発表記事で確認)。
- 向いている人:同人音声だけでなく、ゲームやVR動画にも1本で使いたい人
- 注意:寝転んで横を向くと、本体とケーブルが枕に当たります。寝ながら聴くならワイヤレスの小型のものを選びます
寝ながら聴くなら:小型のワイヤレス
寝ながら聴くときに大事なのは、音より横を向いたときに耳が痛くならないことと、枕に当たって音が止まったり飛んだりしないことです。ASMR向けの2機種は、どちらもタップ操作を切る「ASMRモード」を持っています。
COTSUBU for ASMR MK2 / 3D | ZE500 for ASMR | Soundcore Sleep A20 | Soundcore Sleep A30 | |
|---|---|---|---|---|
メーカー | ag(final のブランド) | final | Anker | Anker |
価格(発売時) | 7,980円 / 8,480円 | 9,980円 | 16,990円 | 29,900円 |
重さ(片耳) | 3.5g | 公表なし(COTSUBU より35%小さい) | 約3g | 約3g |
電池(本体だけ) | 最大5時間 | 公表なし | 最大10時間(Bluetooth) | 最大6.5時間(Bluetooth) |
タップ操作を切る | できる(5回タップ) | できる(アプリ) | 記事では確認できず | 記事では確認できず |
ノイズキャンセリング | なし | なし | なし | あり |
向いている人 | 寝落ちまで1〜2時間聴く | 音量を細かく合わせたい | 着けたまま朝まで寝る | 周りの音を消したい |
(COTSUBU は PHILE WEB 2024年3月・2025年4月の記事、ZE500 は final 公式ストア、Sleep A20 は PHILE WEB 2024年7月、Sleep A30 は AV Watch 2025年9月の記事で確認。2026年10月確認)
COTSUBU for ASMR MK2 / 3D
片耳3.5gの小さい本体で、横を向いても耳から出っ張りにくい形です。本体を5回タップすると「ASMRモード」になり、タップ操作とガイダンスの声が止まります。寝返りで耳を枕にこすっても、再生が止まったり次のトラックへ飛んだりしません。3D は、耳元の近い音の立体感を強めたモデルです。
- 電池は本体だけで最大5時間。2〜3時間の長い同人音声でも1本は聴き切れますが、毎晩使うならケースで毎日充電します
ZE500 for ASMR
COTSUBU と E500 で分かったことをもとに、final が「近くで話す声」に絞って音を作ったモデルです。COTSUBU よりさらに35%小さくなっています。公式ページによると、 - アプリで「ASMRモード」(タップ操作とガイダンスの声を切る)にできる - アプリで音量の刻みを細かくできる(ささやき系は小さい音量で聴くので、1段の差が大きく感じやすい) - 「ASMRポート」で耳の中の圧を逃がし、長く着けたときの圧迫感とムレをおさえる
Soundcore Sleep A20 / A30(睡眠用)
睡眠用に作られたイヤホンで、電池が長く、着けたまま朝まで寝る人に向いています。ただし、音声作品を聴くときは Bluetooth で再生する点に注意します。 - A20 の「睡眠モード」(本体だけで約14時間)は、本体に入っているスリープ用の音楽を流すモードです。スマホの音声作品は流れません。音声作品は Bluetooth モードの最大約10時間になります - A30 はノイズキャンセリング付きで、エアコンや家族の生活音を消したい人向けです。価格は A20 の倍近くします
スマホにつなぐとき
スマホ | 有線イヤホン(3.5mm)をつなぐには |
|---|---|
iPhone 15 以降 | USB-C → 3.5mm 変換アダプタ |
iPhone 14 以前 | Lightning → 3.5mm 変換アダプタ |
イヤホン端子の無い Android | USB-C → 3.5mm 変換アダプタ(DAC内蔵と書かれたもの) |
イヤホン端子のある Android | そのまま挿せる |
変換アダプタは、「DAC内蔵」と書かれていないものだと音が出ない機種があります。ワイヤレスならこの心配はありません。
買う前に、今のイヤホンで直せること
新しいイヤホンを買う前に、次の3つを試すと、今のイヤホンでも聴こえ方がかなり変わります。 | 気になること | 原因 | 直し方 | |---|---|---| | ささやきが聞き取りにくい | イヤーピースが耳に合っていない | 1つ大きいサイズに替える(カナル型に付属の S/M/L を試す) | | 息の音が耳に刺さる | 音量が大きすぎる、低音を強める設定 | 音量を下げ、スマホやアプリのイコライザーをオフにする | | 声がずっと真ん中から聞こえる | 左右を逆に着けている | L・R の表示を確かめる。左右の演出が多い作品ほど差が出る | | 寝返りで再生が止まる | タップ操作が反応している | ASMRモードやアプリでタップ操作を切る |
再生アプリの選び方と設定は同人音声の再生アプリの選び方にまとめています。
イヤホンが決まったら
聴く環境がそろったら、作品を選びます。同人音声は、試聴の音声で「声の近さ」と「左右の動き」を確かめてから買うと外れにくくなります。 - 作品の一覧:同人・音声のジャンルページ - 作品を探す:FANZA同人の音声作品
※イヤホンは、提携先で取り扱いを確認できていないため、紹介のみでリンクは付けていません。価格は発売時のもので、今の価格は販売ページで確かめてください(2026年10月確認)。

